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2009年10月 6日 (火)

専門本を書くのは大変です

今年は私が執筆した本が次々と出版されておりますが、また一冊出版されました。

11350_mid 注釈金融商品取引法第2巻(金融財政事情研究会)がそれです。現時点における、金融商品取引法のもっとも詳細な注釈書で、28条から66除の26を解説するのに本文だけで920ページを超えているという分厚い本です。

早稲田大学の岸田雅雄教授が執筆・監修され、私も他の17名の実務家とともに担当部分(法30条~31条の5)を執筆しましたが、私の担当部分だけでも41ページあります。値段も9,400円と高価です。

このブログの読者の大半の方は、私が執筆したPTSの認可制とか、営業保証金というような金融商品取引業者の業務に関する規制については、まったくかかわりのないところで仕事をされているのではないかと思います。しかし、第一種金融商品取引業者の方でPTSを取り扱っている方にとっては、参考になる解説につとめておりますので、ご参考としていただければと思います。

金融商品取引法を専門とする者として、金融財政事情研究会から出版される最新注釈書の執筆陣に加われたのは、とてもうれしいことです。しかし、執筆については相当な文献調査を行い、原稿執筆にあたっては何回もやり直し、また、同僚パートナーの森下国彦弁護士にも見てもらいコメントをもらうという、とても時間も神経も使うしんどい作業でした。法律専門書を書くのはたいへんです。(専門書でないものを書くのは簡単という意味ではありません。)

ただ、執筆者が多数おり、岸田先生と編集部担当者の頑張りにもかかわらず、完成まで時間がかかったので、書いた本人は今読み返してみないと中身を全部おぼえてなかったりします( ̄◆ ̄;)。

専門書の出版が多い方はこの苦痛を繰り返しくぐり抜けているんだと思うと、すごいというか、変人というか、マゾというか(笑)。

多数の本を出版され、前著でもご一緒した新日鉄監査事務局の高橋均さんは、本を執筆することによる知識の全面的アップデートと整理の効用を力説されていました。たしかにそういう効果もありますが、私の脳の中の整理された棚は一杯になると、自動的にその棚から荷物をどこか別の倉庫に送ってしまうメカが相当早く働くようです。

このブログをはじめてから、ますますそのメカを意識しておりますが、ブログのいいところはほんとに備忘として書いて思考プロセスを残せること、たまに考え方についてのコメントをいただけるところです。

TOSHI先生の「ビジネス法務の部屋」みたいに、いつかブログの中身をブラッシュアップして本にして出版できるとすばらしいですが、TOSHI先生も4年間もブログを3日とおかずに更新し、あれだけいろいろな研究会や仕事もして、おまけに内部統制研究学会でギャグをかましたりしているのはすごいですね。やはりTOSHI先生も超人か関西人か(笑)。

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