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2009年7月 8日 (水)

倒産のない経済は不経済

先日、日経新聞のコラム「大礒小磯大機小機」を批判しましたが、本日朝刊の大礒小磯大機小機は、痛快でした。大平元首相の言葉を手掛かりに、極端な業績不振時に政府にもたれかかるエルピーダと日本航空を批判し、さらには、麻生内閣の財政支出の中身について検討し、箱物行政とまったく変りない選挙対策とばっさり切り捨てています。

エルピーダと日本航空については、政府が一企業の立て直しに数千億の血税をつっこまなければならない正当な理由がみあたらないと思われるのに、あまり世間様では批判がおきないことにずいぶん疑問に感じておりました。また、麻生内閣が小泉内閣の構造改革路線を完全に捨て去ろうとしていることに対して、怒りに近いものを感じておりましたので、このコラムで若干留飲をさげた思いです。

海をわたれば、GMの倒産法上の譲渡承認が超スピードで行われました。この手続の進め方も錦の御旗を振り上げて、GMに対する製造物責任を追及する消費者や債権者を徹底的に無視して、承認に対する抗告期間もわずか4日に制限するという、デュープロセスの国とは思えない進め方であり、延命につぐ延命のはてがこれなのか、という思いがいたします。我が国の倒産処理としてはまねすべきでないレッスンがいっぱいの手続であるとともに、GMの将来にすこしも明るい希望がもてないという一般的印象がすべてをあらわしているのではないでしょうか。

<追記>

ある方が「大磯小磯」ではなく「大機小機」ですよと教えてくれました。ご指摘、どうもありがとうございました。

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